Double Pentagon

二九精密機械工業株式会社

https://futaku.co.jp/
硬脆材
試作部品
高精度 精密・微細
「硬い」「割れやすい」「コバ欠けが起きやすい」という特性を持ったシェイパルに対し、±0.01㎜の形状公差を量産ベースで加工する事に成功しました。
切削条件を間違えるとワークがバラバラになり、形状そのものを維持出来ないデリケートな素材で、幅0.5㎜x高さ0.9㎜の五角形を互い違いに小さな接点で重なり合わせた難易度が高い形状を加工。
「割れ」による欠損が起きやすい隅R部分がしっかりと残っている点、2つの5角形を繋げる接点部分の「割れ」を防いだ事でしっかりと重なり合っている点、実際に「コバ欠け」する事なく加工が出来ている点に注目頂ければと思います。

切削条件が非常に重要でDCMSエンドミルを使用しました。ポケット加工で中を抜き、輪郭加工で仕上げています。
工具寿命のバラつきによる、寸法変化、切削抵抗の変化は、ワークの割れに繋がってしまうため、安定加工が出来る条件を設定するために何十回も加工と検証を実施しました。進入速度や進入角度の検討、ワークをひっくり返して加工を行う際に5角形同士の接点で起きる割れを防ぐために適切な冶具を作成など、ワークをしっかりと固定すると共に割れが起きないクランプの調整。
様々な工夫により、サンプルが完成しました。
被削材:シェイパル(セラミックス)
ワークサイズ:外周φ10 高さ1.9mm スリット幅0.5mm
使用工具:DCMS φ1.5×3
使用機械:マシニングセンタ
     (セラミック加工用防塵対策機)

ワーク拡大図

二九精密機械工業は京都市内に本社を置き、京都府内に工場とR&Dセンター、そしてドイツのフランクフルトにも営業所を持つ部品加工業です。創業100年を超える二九精密機械工業は数多くの独自技術を持ち、中でもオンリーワンと言えるのが、βチタンパイプへの微細加工です。鉗子・内視鏡・ニードル・ノズルといった医療・分析機器や、プラント・宇宙航空分野で活用が進む素材になります。特に小径な微細パイプ化に特化しており、2011年には世界で初めて外径φ0.5㎜、内径φ0.3㎜のβチタンパイプの開発に成功しています。
今回は先端医療の処置具に使用されるセラミック加工技術を用いたサンプルをご紹介します。
近年はカテーテル治療の普及により、従来の開腹手術に比べ患者への負担が少なくなりました。医療用部品には、より小さく強靭性のある素材が要求されます。チタンやニチノールだけではなく、セラミック極小部品へのニーズが高まっている事もあり、セラミック加工用防塵対策を行ったマシニングセンタを設備。医療器具の進化を通して、社会貢献の一翼を担っています。

■お問い合わせ先

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〒601-8454 京都府京都市南区唐橋経田町33-3

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